足底筋膜炎

当院の患者様の中にも飲食店や、アパレルの販売員をされている方で、長時間の立ちっぱなしで足の裏が痛みが出てくる方がいました。

足の指の根元と踵をつなぐ強靭な縦に走る線維束が「足底筋膜」です。

この足底筋膜がしっかりと張ることにより足のアーチが保たれ、歩くことができるわけです。

足裏に大きな衝撃が繰り返し加わるスポーツをしている方や体重が増えている方、長時間立ち仕事をされている方などは足底筋膜の炎症を起こしやすいといえます。

また反対に加齢、運動不足によって足底筋膜の柔軟性が低下して硬くなってしまうことでも足底筋膜炎は起きます。

激しい運動で痛みが出ている場合、スポーツの制限してもらいます。長時間の立ちっぱなしで痛みが出ている人の場合、なかなか痛める動作を減らすという事ができません。

なので、当院ではハイボルトの電気治療を行い痛みを軽減させます。場合によりテーピングで固定もします。

その後、足の指のグーパー体操や、タオルをたぐり寄せる（タオルギャザー）体操をして、足の裏の機能を向上させます。

こじらせると難治性に陥りやすい足底筋膜炎。上手に付き合って日常生活に支障をきたさないようにしていきたいですね。